【あの日の出来事 】過去の5月11日から5月17日【そのとき何してた?】

20年前、15年前、10年前、5年前の今頃に起きた主な出来事を振り返ります。時代ごとのニュースや社会の動きを通じて過去を知り、今を考えるヒントにしてみましょう。


2005年(平成17年)5月11日〜5月17日

【国際】 ウズベキスタン・アンディジャン事件(5月13日)

2005年5月13日、ウズベキスタン東部のアンディジャン市で発生した大規模なデモは、政治犯の釈放を求める市民によって始まりました。しかし、治安部隊による発砲が原因で、多数の死傷者が出ました。この事件は「アンディジャン事件」として広く知られ、ウズベキスタン政府の対応が国際的な非難を浴びました。

【国内】日本国内の主な動き

日本では、厚生労働省ががん対策推進本部を設置し、BSE(牛海綿状脳症)に関する専門家会議を開催。国民の健康への関心が高まる中、政府は様々な施策を進めていました。特にBSE問題は大きな社会的関心を集め、国民への啓蒙活動が強化された時期でもあります。

2010年(平成22年)5月11日〜5月17日

【国際】タイ・反政府デモが激化(バンコク騒乱

2010年5月、タイの首都バンコクでは、反政府勢力「赤シャツ隊」と政府軍との衝突が激化しました。5月14日から17日には、数日間にわたる戦闘が市内で繰り広げられ、深刻な被害をもたらしました。最終的には市内の多くの商業施設が封鎖され、国家の安全を巡る問題が一気に注目を集めました。

【国内】 鳩山政権、普天間問題で苦境に

同年に鳩山由紀夫首相(当時)は米軍基地の「県外移設」方針を撤回し、沖縄県内外から強い批判を浴びました。特に5月15日の沖縄復帰記念日には、大規模な県民集会が行われ、沖縄の基地問題に対する反対の声が再燃。全国的にその問題が再び注目を集めました。


2015年(平成27年)5月11日〜5月17日

【国際】エジプト:ムルシ元大統領に死刑判決の表明

2015年5月16日、エジプトの刑事裁判所は、ムハンマド・ムルシ元大統領とムスリム同胞団の幹部に対し、集団脱獄事件への関与を理由に死刑判決を表明しました。この判決はその後正式に確定し、エジプト政治の中で重要な転換点となりました。

【国内】 大阪都構想:住民投票で否決

5月17日、大阪市を廃止し特別区を設置する「大阪都構想」の是非を問う住民投票が実施されました。投票の結果、反対多数で否決され、橋下徹大阪市長は12月の任期満了をもって政界から引退する意向を示しました。この出来事は大阪の未来を大きく左右するものとなり、多くの議論を呼びました。


2020年(令和2年)5月11日〜5月17日

【国際】 アフガニスタンで政治的合意

2020年5月17日、アフガニスタンのアシュラフ・ガニ大統領と政治的対立相手であるアブドラ・アブドラ氏は、権力分担に関する協定に署名しました。この合意は長引く政治的対立に終止符を打つ重要な一歩として評価され、国際社会でも注目されました。

【国内】 緊急事態宣言の延長と一部解除

2020年5月14日、日本政府は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて発令していた緊急事態宣言について、全国47都道府県のうち39県で解除することを発表しました。解除の判断には、感染状況や医療体制、検査体制といった複数の要素が考慮され、感染の拡大が一定の落ち着きを見せていた地域が対象となりました。

一方で、東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、兵庫、京都、北海道の8都道府県については、依然として感染リスクが高いとして、緊急事態宣言の継続が決定されました。

緊急事態宣言が解除された地域では、段階的に社会経済活動の再開が進められることとなりましたが、政府は引き続き「新しい生活様式」の実践や、業種ごとの感染防止ガイドラインの遵守を呼びかけました。


各年の5月11日から5月17日までの主な出来事を振り返りました。それぞれの時代の出来事から、現在と比較しながら社会の移り変わりを感じてみてください。

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