今週の4月27日から5月3日までの期間、過去にはどんな出来事があったのでしょうか?ゴールデンウィークにかかるこの一週間を、20年前、15年前、10年前、5年前にさかのぼって振り返ってみましょう。
今週のトピックス(過去の4月27日~5月3日)
- 20年前(2005年): 大型連休中に、ある国の長年の駐留軍が撤退を完了しました。
- 15年前(2010年): 国際的なイベントの開幕や、国内の社会的な話題がありました。
- 10年前(2015年): サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」がワールドカップに向けた活動を行いました。
- 5年前(2020年): 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くの場所で例年のゴールデンウィークとは異なる状況となりました。
20年前(2005年4月27日~5月3日)
2005年のこの期間では、国際的なニュースとしてシリア軍のレバノンからの撤退完了が挙げられます。29年間に及んだシリア軍の駐留が、4月26日までに完了しました。これはレバノンの主権回復に向けた大きな一歩として注目されました。国内では、ゴールデンウィークが始まり、各地で様々なイベントや観光に関するニュースが見られましたが、前週に発生したJR福知山線脱線事故の影響がまだ残る時期でもありました。また、4月29日は「みどりの日」でしたが、この年を含め2006年までは4月29日がみどりの日で、2007年からは「昭和の日」となり、みどりの日は5月4日に移動することになります。
15年前(2010年4月27日~5月3日)
2010年のこの週は、国際博覧会(万博)の開幕が大きな話題となりました。5月1日、中国の上海で上海国際博覧会が開幕し、半年間にわたる開催期間中、世界中から多くの人々が訪れることになります。これは中国の経済発展と国際的な存在感を示すイベントでした。国内では、この頃も様々な行政の動きや社会的なニュースが報じられており、例えば公共施設での禁煙に関する新しい動きなどが見られました。ゴールデンウィーク期間でもありましたが、まだ海外旅行などが現在ほど一般的ではなかったこともあり、国内のレジャーやイベントに関心が集まりました。
10年前(2015年4月27日~5月3日)
2015年のこの週は、スポーツの分野で注目すべき動きがありました。特にサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が、その年に開催されるFIFA女子ワールドカップカナダ大会に向けて、佐々木則夫監督のもと合宿を行うなど、本番に向けた準備を進めていました。前回大会で優勝していたこともあり、国民の期待も高まっていました。国際的には、ネパールでの大地震からの復旧・支援活動が続く中で、イギリス王室に新たなロイヤルベビーが誕生するなど、明るいニュースも報じられています。国内では、この期間も政治的な動きや様々な事件・事故のニュースがありました。
5年前(2020年4月27日~5月3日)
2020年のこの週は、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で、日本全体が非常に特殊なゴールデンウィークを迎えていました。緊急事態宣言下において、多くの都道府県で外出自粛や休業要請が出されていたため、例年のような行楽地への人出は見られず、高速道路や公共交通機関も閑散としていました。「ステイホーム」が呼びかけられ、自宅で過ごすことや、オンラインでのコミュニケーションが推奨されました。この期間は、感染拡大防止のために国民一人ひとりが協力し、これまでの日常とは全く異なる連休を過ごした、歴史的な一週間と言えるでしょう。
4月27日から5月3日という一週間を、過去にさかのぼって振り返りました。20年前の国際的な出来事から、15年前の万博開幕、10年前のスポーツの話題、そして5年前のコロナ禍での特別なゴールデンウィークまで、それぞれの時代の状況が反映された出来事があったことがわかります。過去を振り返ることで、現在の状況を別の視点から見つめ直すきっかけになるかもしれません。
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