今週の5月4日から5月10日までの期間、過去にはどんな出来事があったのでしょうか?ゴールデンウィーク終盤から通常モードに戻るこの一週間を、20年前、15年前、10年前、5年前にさかのぼって振り返ってみましょう。
今週のトピックス(過去の5月4日~5月10日)
- 20年前(2005年): 連休終盤に大きな地震が発生し、その後の社会に影響を与えました。
- 15年前(2010年): アメリカの株式市場で短時間のうちに株価が急落する現象が発生しました。
- 10年前(2015年): 沖縄の基地問題を巡る動きや、国際的なスポーツイベントに向けた話題がありました。
- 5年前(2020年): 新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、緊急事態宣言の延長が決定されました。
20年前(2005年5月4日~5月10日)
2005年のこの期間では、連休中の5月4日に千葉県北西部地震が発生し、東京都心などで震度5弱を観測しました。建物の被害や交通機関の乱れが発生し、首都圏の機能に影響が出ました。この地震は、南海トラフ巨大地震など、将来的な大規模地震への備えの重要性を改めて認識させる出来事となりました。また、この頃、プロ野球では初のセ・パ交流戦が導入され、普段は見られないチーム同士の対戦が話題を集めました。
15年前(2010年5月4日~5月10日)
2010年のこの週に世界的に注目されたのが、5月6日にニューヨーク株式市場で発生した「フラッシュ・クラッシュ」です。ダウ平均株価がわずか数分間のうちに1000ドル近く暴落した後、すぐに値を戻すという不可解な動きを見せました。高速取引の普及など、現代の金融市場の脆弱性が露呈した出来事として、その原因や対策が詳細に分析されることとなりました。国内では、この頃、口蹄疫の発生が報じられるなど、畜産業への影響が懸念されるニュースがありました。
10年前(2015年5月4日~5月10日)
2015年のこの週は、沖縄の基地問題を巡る動きが報じられています。辺野古への基地移設に反対する沖縄県の翁長雄志知事と、国との間の対立が深まる中で、知事が移設工事の中止を求める発言をするなど、緊迫した状況が伝えられました。また、この年はFIFA女子ワールドカップが開催される年であり、なでしこジャパンが大会に向けた準備を進める様子などが報じられ、国民の期待が高まっていました。
5年前(2020年5月4日~5月10日)
2020年のこの週は、日本が新型コロナウイルスとの闘いの最中にありました。5月4日、政府は全国を対象とする緊急事態宣言を5月31日まで延長することを決定しました。ゴールデンウィーク期間中も多くの国民が外出自粛に協力していましたが、感染拡大をさらに抑え込むための措置として、不要不急の外出自粛や休業要請が継続されることとなりました。これにより、私たちの社会経済活動は引き続き大きな制約を受けることとなり、先行きへの不透明感が広がった時期でもあります。
5月4日から5月10日という一週間を、過去にさかのぼって振り返りました。20年前の地震による影響、15年前の金融市場の異変、10年前の基地問題やスポーツへの期待、そして5年前のコロナ禍での緊急事態宣言延長と、それぞれの時代が抱える課題や出来事があったことが分かります。過去の出来事を知ることは、現在を理解するための手がかりとなるでしょう。
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