【2025年最新版】任天堂ゲーム機の歴史|Switch 2まで進化の軌跡まとめ

約8年ぶりの最新モデル「Nintendo Switch 2」の発売まであとわずか。楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。

ゲーム業界の最前線を走り続ける任天堂。その歴史は、1970年代のシンプルなテレビゲームから始まり、携帯ゲームの先駆け「ゲーム&ウオッチ」や社会現象を巻き起こした「ファミコン」、そして据え置き型・携帯型を両立する革新的なスタイルを提案した「Nintendo Switch」シリーズへと続いています。

この記事では、そんな任天堂が世に送り出してきた主要ゲーム機の歴史を振り返ってみましょう。
あなたの思い出に残っているゲーム機はありますか?


【年表でわかる】任天堂ゲーム機の歴史まとめ(1977年〜2025年)

任天堂の主な家庭用ゲーム機
  • 1977年~

    任天堂初の家庭用ゲーム機シリーズ。Pong風のテニスゲームやアーケードゲームが収められており、画面に表示される内容も非常に簡素でした。

  • 1980年~

    1機種につき1つのゲームが遊べる、携帯型の電子ゲームシリーズ。携帯ゲーム機の元祖とも言える存在で、ゲーム機に必要な基本的な要素を確立しました。今ではおなじみの4方向の十字ボタンは「ドンキーコング」のために開発されました。

  • 1983年

    日本のゲーム史に燦然と輝く名機!ここから本格的な家庭用ゲーム機の時代が始まりました。「ファミコン」の愛称で親しまれ、マリオ兄弟が初めて主役となった「マリオブラザーズ」や、横スクロールアクションの原点「スーパーマリオブラザーズ」をはじめ、「ドラゴンクエストシリーズ」や「ファイナルファンタジーシリーズ」など、後のゲーム文化を築く数多くの名作が誕生しました。

  • 1986年

    ファミコン本体に接続して使う周辺機器で、ゲームデータを専用の「ディスクカード」に記録し、それを読み込んで遊ぶ形式でした。ゲームは認定店に設置された「書き換え機」で安価に書き換えることができ、当時のFCカートリッジよりも多くのデータを収録可能でした(※後期カートリッジに比べると容量は逆転)。「ゼルダの伝説」や「メトロイド」はこのシステムから生まれました。

  • 1989年

    携帯ゲーム機の歴史を大きく塗り替えた伝説のマシン。モノクロ液晶でしたが、ライバル機と比べたバッテリーの持ちや交換可能なカートリッジ方式で大ヒット。
    星のカービィ」「ポケットモンスター」もここからスタートしました。
    子どもが扱うものだから」と頑丈に設計したところ、爆撃を受けてもゲームが動作したという衝撃のエピソードは、伝説の名に恥じない、任天堂の品質へのこだわりを象徴する逸話です。

    湾岸戦争で外装が破損したゲームボーイ。テトリスが起動している。
    パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=13306378による
  • 1990年

    ファミコンの後継機として登場し、グラフィックやサウンド性能が大幅に進化。表現力が向上し、美麗な映像と音楽表現により、「ファイナルファンタジーIV〜VI」や「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」「スーパードンキーコング」など多くの名作RPG・アクションゲームが誕生しました。
    さらに1994年には、ゲームボーイのカセットを使ってテレビ画面で遊べる「スーパーゲームボーイ」も発売されました。

  • 1995年

    3D表示に特化した据え置き型の携帯機(?)。赤と黒のインパクトあるデザインと、立体視を実現するディスプレイが話題を呼びましたが、スタンド越しに本体を覗き込む独特のプレイスタイルは特に首や目に大きな負担をかけてしまうという問題もありました。1995年に発売されるも1年ほどで生産終了。「早すぎたVR機器」として今も語られています。

  • 1996年

    3Dグラフィックの時代に対応した据え置き機。アナログスティックや振動パックなど、革新的なコントローラー機能を導入しました。
    3Dアクションの金字塔「スーパーマリオ64」や「ゼルダの伝説 時のオカリナ」、任天堂の看板キャラが集結した「大乱闘スマッシュブラザーズ」など、数々の名作が誕生しました。

  • 1996年

    初代ゲームボーイの小型・軽量化モデルとして登場。スタイリッシュなデザインに加え、液晶画面の視認性が大幅に改善されました。従来のゲームボーイ用カートリッジと互換性があり、バッテリーを単四電池に変更してより持ち運びやすく、スマートな形で再設計されたモデルです。

  • 1998年

    ゲームボーイがついにカラーに対応!ソフトの互換性を保ちつつ、カラー専用・対応ソフトも次々と登場し、再びゲームボーイブームを巻き起こしました。

  • 2001年

    ゲームボーイシリーズの正統進化モデル。性能が大幅に向上し、スーパーファミコンに近いグラフィックやサウンドを携帯機で実現しました。横長のフォルムとL・Rボタンの追加も大きな特徴。「ポケモン ルビー・サファイア」など人気シリーズに加え、「逆転裁判」「リズム天国」など新たな人気作が次々と登場しました。

  • 2001年

    NINTENDO64の後継据え置き機。コンパクトなキューブ型で、独自仕様のミニDVDディスクを採用しました。
    売上こそ同世代のPS2に苦戦しましたが、異常なほどの耐久性とちょうどよい持ち手から、いまでも一部ファンには「鈍器」と呼ばれ愛(?)されています。

  • 2003年

    ゲームボーイアドバンスの折りたたみ式モデル。フロントライトが搭載され、暗い場所でも遊びやすくなりました。後期にはバックライト搭載モデル(AGS-101)も登場し、特に北米市場で高く評価されました。

  • 2004年

    2画面とタッチスクリーンという革新的なスタイルを採用し、ゲームに新たな操作性をもたらした携帯ゲーム機。従来のゲームユーザーに加え、「おいでよ どうぶつの森」や「脳を鍛える大人のDSトレーニング」で多くの新規ユーザーを獲得した大ヒット携帯機でした。

  • 2005年

    ゲームボーイアドバンスの機能をそのままに、スタイリッシュな超小型ボディに収めた携帯機。フェイスプレート交換によるカスタマイズ性や洗練されたデザインが話題になりました。ゲームボーイシリーズとしては最後の機種で、GBA専用ソフトのみ対応でした。

  • 2006年

    モーションセンサー内蔵の「Wiiリモコン」を振ることで操作するという、直感的なプレイスタイルを世界中に広めた据え置き機。ゲーマー層以外にも幅広い世代が楽しめるよう設計され、「Wii Sports」や「Wii Fit」など、体を動かすゲームが社会現象を起こしました。任天堂の新たな市場開拓に大きく貢献した革新的なハードです。

  • 2006年

    ニンテンドーDSの薄型・軽量化モデルとして登場。液晶の高輝度化や洗練されたデザインによりさらに幅広いユーザー層に支持され、シリーズ全体の大ヒットを決定づけました。携帯ゲーム機市場で圧倒的な存在感を示したモデルです。

  • 2008年
    /2009年

    NDSLにカメラ機能やSDカードスロット、簡易ブラウザなどの新機能を搭載し、さらに機能性が強化されたモデル。DSiではメニュー画面が変更され、より便利な操作性が提供されました。LLは、画面サイズが大きくなり、より快適にゲームが楽しめるようになりました。

  • 2011年
    /2012年

    当時注目されていた3D立体視を取り入れた携帯ゲーム機。上画面ではメガネなしで3D表示が可能で、奥行きのある新しいゲーム体験を実現しました。すれちがい通信やMii広場など、持ち歩くことで楽しさが広がる仕組みも加わり携帯ゲーム機の新たな価値観を提示しました。

  • 2012年

    タブレット型のコントローラー「GamePad」を採用した据え置き型ゲーム機。GamePadとテレビ画面を組み合わせた2画面プレイにより、新しいゲーム体験を提案しました。販売面では苦戦したものの、「スプラトゥーン」など新たなタイトルが誕生し、後のSwitchに繋がる試みも多く見られました。

  • 2013年

    ニンテンドー3DSの3D機能を省略し、折りたたみ式ではなく一体型のボディにした廉価版の携帯機。3D表示を必要としないユーザー向けに設計され、より手軽に3DSのゲームを楽しむことができるようになりました。

  • 2014年

    CPU性能が向上し、ZL/ZRボタンの追加、Cスティックの搭載など、機能が強化された改良モデル。さらに、立体視の視差調整機能(3D機能の強化)や、専用のゲームソフトにも対応するようになり、より快適で多機能なゲーム体験を提供しました。LLモデルはさらに大きな画面を採用し、視認性が向上しました。

  • 2017年

    New 3DS LLと同等の性能を持ちながら、3D機能を省き、軽量化された折りたたみ式モデル。折りたたみ機構を採用し、持ち運びやすさが向上しました。ニンテンドーDSシリーズでは最後のモデルとなりました。

  • 2017年

    据え置き機としても携帯機としても遊べる、ゲーム機のスタイルそのものを変革した革新的なモデル。シリーズタイトルが次々とヒットしただけでなく、WiiリモコンのモーションセンサーやWii UのGamePad要素も取り入れたことで、ゲーム体験の幅を大きく広げました。まさに任天堂の集大成といえる一台です。

  • 2019年

    Nintendo Switchの携帯モードに特化した、軽量でコンパクトな廉価版モデル。テレビとの接続ができないため、純粋に携帯機として使用されることを前提にデザインされています。

  • 2025年

    Nintendo Switchの後継機で最新機種。任天堂のゲーム機では初めて”2”のナンバリングがつけられました。


いよいよ登場!Nintendo Switch 2の最新情報まとめ

※情報は2025年5月時点のものです

  • 2025年6月5日発売予定 

主な特徴

  • 高性能ディスプレイ:7.9インチのフルHD(1080p)液晶ディスプレイを搭載し、HDR対応で最大120Hzのリフレッシュレートに対応。
  • 4K出力対応:TVモードでは最大4K/60fpsの映像出力が可能。
  • 新しいJoy-Con 2:磁石で接続される新型Joy-Conは、マウスモードや「Cボタン」によるチャット機能を搭載。
  • 内蔵マイクとゲームチャット:本体にマイクを内蔵し、ゲーム中の音声チャットが可能。USBカメラ(別売)を接続すればビデオチャットも楽しめる。
  • バッテリー保護機能:充電を約90%で停止する設定が可能で、バッテリーの劣化を抑制。
  • セキュリティ強化:PINコードによる「システムロック」機能を搭載し、不正アクセスを防止。

対応ソフトとサービス


まとめ:次世代機への期待

ゲームはただの娯楽にとどまらず、世代や立場、国をも越えて人と人とをつなぐコミュニケーションのツールでもあります。

家族や友人と一緒に遊び、語り合い、ときには競い合いながら、笑いや感動を分かち合ってきた――
そんな思い出を持つ人も多いのではないでしょうか。

任天堂のゲーム機は、その時代ごとの最新技術と遊び心を取り入れながら、私たちの生活に寄り添い進化を続けてきました。

「Switch 2」は、これまでの任天堂ゲーム機の魅力を継承しつつ、さらに進化した次世代機。これからどんなゲーム体験が待っているのか、ワクワクが止まりませんね!

参考リンク

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