「ふるさと納税」は、応援したい自治体に寄付をすることで、実質2,000円の自己負担で返礼品を受け取れるお得な制度です。しかし、今年2025年は特に、早めの手続きを強くおすすめします。
なぜ2025年のふるさと納税は早めがお得?
最大の理由は、2025年10月1日から「ふるさと納税仲介サイトでの寄付額に応じたポイント付与」が国の規制により原則禁止になるからです。
これまでは、一部のポータルサイトが寄付額に応じて「さとふるマイポイント」や「楽天ポイント」といった独自のポイントや特典を提供していました。これらは実質的な割引として人気でしたが、10月以降はこの特典が受けられなくなります。
そのため、ポイント還元を受けたい方は、2025年9月30日までに寄付を完了しておく必要があります。
なぜポイント付与が禁止になったのか?
ふるさと納税は、「地域の応援」や「地方の財源確保」といった目的で設けられた制度です。
しかし近年では、
- 高額返礼品を目当てにした寄付
- ポイント還元競争の激化
- 地方自治体が過度に返礼品やポイントに力を入れる
といった現象が起き、本来の「寄付制度」としての意義が薄れつつあるとの指摘が出ていました。
これを受けて総務省は、
- 寄付額の3割を超える返礼品の制限
- 地場産品以外の返礼品の制限
などのルール強化を進めており、2025年には「金銭的還元(=ポイント)」にもメスを入れる形となったのです。
2025年のふるさと納税はいつまでに申し込むべき?
2025年のふるさと納税には、ポイント付与と、控除の対象の2つ期限があります。
1. ポイント還元を狙うなら【9月30日】まで!
ポイント付与は2025年9月30日をもって終了します。ポイントを活用したいと考えている方は、この日までに必ず寄付を完了させてください。
2. 控除を受けるなら【12月31日】まで!
ふるさと納税の対象期間は、1月1日から12月31日までです。この期間に申し込んだ寄付が、その年の所得税や翌年の住民税の控除対象となります。
ただし、年末は注意が必要です。多くの人が駆け込みで申し込むため、ウェブサイトが混み合ったり、返礼品の在庫がなくなったりすることがあります。また、年末ギリギリの申し込みは、決済が翌年になってしまい、その年の控除を受けられないリスクも。
余裕をもって手続きを完了させるため、11月中旬から下旬にかけて申し込むのがおすすめです。
まとめ
2025年のふるさと納税には、お得感に直結する制度変更があります。
ポイント還元を受けられるのは、9月30日までに寄付を完了した分だけ。
このチャンスを逃さず、賢く・早めにふるさと納税を活用しましょう。
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